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Drive Music selections

ツウな視点で魅力ある音楽をセレクトしてくれるディスク・デシネのオーナー丸山さんが、ドライブを盛り上げてくれるBGMを音楽ストリーミングサービス「Spotify」からセレクト。クルマ好きも、音楽好きも、センスを磨くなら要チェックです!

今回のBGM夏のジャズビート

今年の夏もとっても暑くなりそうです。エアコンの効いた車内とはいえ、ちょっとしたお出かけやドライブにもいろいろと対策が必要な季節ですね。今回のテーマは「夏のジャズビート」。どちらかといえば、メンタル的にクールネスを感じさせるような格好良いジャズの好曲たちをご紹介です。いわゆる王道のジャズ的な選曲ではないですが、こんなジャジーでクールなBGMたちがあれば、熱暑のドライブも体感はマイナス1°Cくらい、かも。

夏のジャズビート

Fonte Vol.146 Drive Music Selection Playlist

  1. 1
    Revoada by Mauricio Fleury[From The Album "Revoada" 2025]

    ドラマチックな高揚感、しなやかなグルーヴ感が絶妙の現在形ブラジリアン・ジャズグルーヴ「Revoada」が秀逸。ブラジルの作編曲家/鍵盤奏者/ギタリスト、Mauricio Fleuryの2025年のデビュー作。Bixiga 70のメンバーとしても活動する才人ですが、本作は70年代のDeodato的なサウンドから中東風のエッセンス、サントラ的ドラマ性を感じさせる独特のジャズサウンドで聴かせます。中東グルーヴ「Kad ö koy」、エレピが絶妙なフュージョン「Banhado」、疾走する「Briluz」など全編イイ。

  2. 2
    Her Love Is All I Need by Greg Foat, Jihad Darwish & Moses Boyd [From The Album "Opening Time" 2026]

    うっとりメロディアスな現在形・英国ジャズ「Her Love Is All I Need」から素晴らしい。同系の「Transcendence」もステキ。英国の鍵盤奏者Greg Foatの2025年にベース奏者、Jihad Darwish、ドラムのMoses Boydとのトリオで吹き込んだ快作。程よい実験性とライブラリー、プログレ的世界観の傑作でお馴染みですが、本作はよりストレートなジャズ作品で、全編彼の作曲能力とピニストとしての資質が伺える1枚です。スペーシー/コスミックな「Awareness」など全編良いです。

  3. 3
    Rosewood by Kalaido [From The EP "View Through The Mist EP" 2023]

    美しいフルート、ギター、ピアノが絡む極上の2020sジャジー・ヒップホップ「Rosewood」が出色の出来栄え。優雅な弦のアレンジも美しく、歌心さえ感じさせる1曲です。米国、ポートランドのプロデューサー/ビートメイカーKalaidoの2023年のEP。シンプルなビートワークと、生楽器を融合させたサウンドのセンスの良さが際立ちますが、オリエンタルな雰囲気の「Mist Over a Pond」、「Sway」、ハープの音色が美しい「Drifting Smoke」なども素晴らしく、全編秀逸です。

  4. 4
    Birth of the Capricorn by Sean Wolcott [From The Album "Liquid Landscapes" 2024]

    美しさ際立つ現在形“ライブラリー風”メロウグルーヴ「Birth of the Capricorn」、同じく神秘的な女性スキャット入りの「Pisces Veil」などとにかくすごい。米国、シアトルを拠点に活動する作編曲家、プロデューサー、Sean Wolcottの2023年の作品。上質の欧州ライブラリーを模した作品ですが、過去作同様の素晴らしいクオリティ。特に今作は電子化を進めた1970、1980年代頃のメロウサウンドに特化しており、その懐の深さに驚かされます。ドラマチックな「Arise」も鳥肌モノ。これまた名作。

  5. 5
    Sitcom Saturday by Gerald Bailey[From The Album "Gross Means" 2025]

    トロけるエレピ、硬質のビート、柔らかいトランペットが哀愁を奏でる現在形ジャズビートの名曲「Sitcom Saturday」が実に素晴らしい。米国・シカゴのトランペット(マルチ楽器)奏者/作編曲家、またジャズ教育者としても活動するGerald Baileyの2025年の2ndアルバム。ヒップホップを通過したドープなビートワークとエレクトトリック、スピリチュアルジャズのエッセンスが融合した現在形ジャズの傑作です。緊張感漲る「Bench Seat」、「Sandboxing」の流れからあまりにもクールです。

Check! Playlist今号でご紹介した曲をまとめたプレイリストをチェックできます。

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丸山 雅生

丸山雅生さん プロフィール

セレクト・CD/レコードショップ「disques dessinee(ディスク・デシネ)」オーナー。自主レーベル「production dessinee」も主宰し、ライブ・イベントなども企画。

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