ツウな視点で魅力ある音楽をセレクトしてくれるディスク・デシネのオーナー丸山さんが、ドライブを盛り上げてくれるBGMを音楽ストリーミングサービス「Spotify」からセレクト。クルマ好きも、音楽好きも、センスを磨くなら要チェックです!
今回のBGM春の宵
長く居座った冬の寒さも去り、穏やかな春がやってきました。爽やかな季節ですが、どんどん日も長くなり夕暮れ時の風情もグッと増します。今回のテーマは『春の宵』。そんな春の日暮の一瞬にマッチしそうなステキな楽曲たちをご紹介。たくさんの表情を見せてくれる『春の宵』のドライブも、こんな名曲たちと一緒ならより感動的かも。

Fonte Vol.141 Drive Music Selection Playlist
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1
Rite Of Passage by Amanda Whiting[From The Album "The Liminality Of Her" 2024]
ウェールズ出身の女流ハープ奏者/作編曲家、Amanda Whitingの2024年の作品からの楽曲。「Rite Of Passage」は、シャープなジャズビートに乗せ、スキャット、美しいハープが幻想的に絡む好曲で、流麗で荘厳な世界観を満喫できます。
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2
Blue Light by 春風レコード[From The EP "春風に触れる" 2024]
日本の5ピースバンド「春風レコード」による現在形シティポップの好曲。
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3
Feeling Gone by Chris Brain[From The Album "New Light" 2025]
英国北部リーズを拠点に活動する男性SSW、Chris Brain (クリス・ブレイン)の3rdアルバムに収録の1曲。デビュー作、2ndアルバムともに素晴らしく、“現代版Nick Drake (ニック・ドレイク)”の評価も大袈裟ではない歌声とソングライティングで聴かせます。素朴なメロディが沁みる「Feeling Gone」は、添えられる女性のコーラスも心地よい。
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4
Don't You Forget by Starwolf[From The Album "Tropical Disco" 2024]
哀愁のスパニッシュギターがリードする、極上の現在形メロウ・ラテン・ディスコ「Don't You Forget」がとてつもないクオリティの高さ。米国、ミズーリ州セントルイスの3人組ファンクバンド、Starwolfの3rdアルバムは突き抜けたメロウネス全開の傑作。前作までのシンセポップ路線をよりソリッドなディスコに寄せたサウンドが絶妙で、歌心を感じさせる楽曲たちも上質です。
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5
Tormento by Alix Brown / Louis Fontaine[From The Single "Sings Louis Fontaine's Tormento" 2025]
ほとばしる哀愁感、極上のメロウネスを気持ち良すぎるミディアムのディスコビートに乗せた「Tormento」が一聴でトロける名曲。謎のイタリア人コンポーザーの変名、Louis Fontaine (ルイ・フォンテーヌ)が手がけた女性シンガー、Alix Brownの1枚。コケティッシュな彼女のヴォーカルと浮遊感溢れるサウンド、手拍子交えたリズムワークのバランスも絶妙ですが、甘く、仄かに官能的なメロディがまた魅力的。

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丸山雅生さん プロフィール
セレクト・CD/レコードショップ「disques dessinee(ディスク・デシネ)」オーナー。自主レーベル「production dessinee」も主宰し、ライブ・イベントなども企画。