ネッツトヨタ兵庫が毎月発行しているフリーペーパーFONTE。ここでは、FONTEで取り上げる、兵庫にまつわる様々な特集の一部をご紹介します! 今回のテーマは “HYOGOの伝統工芸品を訪ねて。” |
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温泉好きからオーダーが殺到している、湯かご。水切れがいいよう足をつけ編み目を粗めに仕立て、浴場まで持って入れるのがミソ。バスタオルも入り外湯めぐりの相棒にオーダーが絶えない。有馬籠は、顕如上人が豊臣秀吉の妻、ねねに贈ったと文献にあるほど歴史が古い。六甲山系は大きな河川がなく水分が土壌に少ないぶん、鍛えられた粘りのあるいい竹に恵まれる。天然竹の白い色が使い込むほど鼈甲色に変わっていくのも楽しみ。昔ながらの日用品から湯かごのような新作、茶の湯のための花入れまで、今も日本人の暮らしに息づいています。 竹芸有馬籠くつわ 078-904-0364 神戸市北区有馬町1049 9:00~18:00 水曜休み(祝日の場合は営業) http://arimakago.jp |
湯かご2625円 |
麦わら独楽各1500円 |
色染めした麦わらで描く幾何学模様は、カラフルなモザイク画のよう。麦わら細工は独楽や土鈴といった親しみのあるものから、椿や紅葉を描いた小箱など美術的価値の高いものまでバリエーション豊富。もととなったのは江戸中期に因州(鳥取県)から城崎を訪れた湯治客が宿賃の足しにするために作った小物。麦わらを色染めして帯状に開き竹笛やコマなどの玩具に張りつけて売り、おみやげに人気を集めた。明治以降、志賀直哉はじめ城崎を愛した文人たちにアドバイスを受けて美しさに磨きをかけたそう。きれいな色の組み合わせに心奪われます。 かみや民芸店 0796-32-3259 城崎郡城崎町湯島431-1 10:00~22:00(都合により時間変更の場合あり) 不定休 http://www2.nkansai.ne.jp/shop/mugiwara/ |
杉原谷で紙を漉き始めたのはなんと奈良時代! 播磨紙と呼ばれ他の地方より進んだ技術を持ち、写経用紙や薄紙が作られていたそう。平安時代には贈答品として、鎌倉時代は幕府の公文書に使用、江戸時代は丈夫さから浮世絵などの版画や印刷に重宝され、時代とともに歩み続ける。機械化の波に勝てずいったんは途絶えたもののルーツを探る研究者などの力で昭和45年、再現に成功。地元産の楮(こうぞ)を原料に作る杉原紙は便箋やうちわなどの雑貨となってふたたび愛されるように。素朴な風合いに心がなごみます。杉原紙研究所では紙漉き体験も。 杉原紙研究所 0795-36-0080 多可郡加美町鳥羽768-46 8:30~17:15 水曜休み(祝日の場合は翌日休み) http://www.town.kami.hyogo.jp/sugiharagami/ |
和帖(中)各1600円 |
火箸風鈴7000円~ |
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ぽってりした愛らしい形が笑顔を誘うはりこ。明治の初め、大阪ではりこ作りを修業した豊岡直七が開業。商家が集まる姫路は素材となる反古紙(不要になった和紙)が手に入りやすく、露店に並ぶ気軽な玩具として親しまれた。型に紙を貼り、乾いたら型を抜き、胡粉を塗って彩色。一般的な木型でなく、姫路では粘土を焼いて作る瓦型で型取りするため、水が浸みにくく型が長持ちし、先代の作った型を受け継ぐことができる。お面や人形など150種以上を製作できるのも型のおかげ。4代目松尾隆さん作の干支はりこを飾って、新年の福を呼びたい。 姫路市書写の里・美術工芸館 0792-67-0301 姫路市書写1223 10:00~17:00 月曜休み(祝日の場合は翌日休み)、12/25~1/5 入館料 一般300円 大学・高校生200円、中・小学生50円 http://www.city.himeji.hyogo.jp/kougei/ |
祝鶏3000円、親子鶏3000円 豆虎(大)3000円、(中)2200円、(小)1500円 |
有馬人形筆1本1785円~ |
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誰もが夢をみるように、人は誰しも理想を抱くもの。 お気に入りのデザインを見つけたい。気軽にいろんな人と遊びに行きたい。運転しやすいクルマが欲しい。など、現在人のさまざまな願いやニーズに答え、作ったカタチが、トヨタの「WISH」。一目では3列シートに見えないスタイリッシュなボディ。乗る人のライフスタイルを崩さないマルチなデザインと、落ち着いた上質のインテリアが、人気の秘密。走行中の車内はとても穏やかなのに対し、パワフルなエンジンはストレスなくどこへでも連れ出してくれる。技術者が拘り抜いた妥協のないクルマは、まさに工芸品モノです。 |
WISH 1.8X“S package”4WD |