
表紙を飾る漁師は志おやの女将さんの お父さん。お兄さんが撮影 |
 |

のれんオーナーも直島の人と組んだ アートプロジェクトの一つ |
|

おやじの海の立石千鶴さん、 絵莉さん母娘と、可愛い愛犬たち |
|


「こんにちは」。直島に暮らす人が笑顔で声をかけてくれる。島に突然やって来た現代アート、そしてたくさんの旅人たちをみんなとても柔軟に温かく迎えてくれる。旅館『志おや』を夫婦で切り盛りする、村尾由紀子さんもその一人。昔は鯛網の網元だったそう。「宿を始めて60年、当時は三菱マテリアル関係の方が中心でね。だんだんさびれていく中、また人が出入りするようになって嬉しいですね。うちは純和風、意外や外国人の方が喜んでくれて。直島を大好きになって帰ってもらいたいですね」。兄である中村由信さんは瀬戸内を撮影する写真家だったそう。写真集を見せてもらい、昭和30年頃の活気ある直島の姿に話が尽きない。民宿『おやじの海』は昨年末に開業したばかり。豪快な名前は同名の演歌の作詞家が直島出身ゆえ、海苔の養殖をするお父さんが名付けたそう。実は犬&猫が出迎える癒し系の宿だ。「一人旅の女性も多いので、気軽に泊まってもらえたらと使っていない民家を活用して始めました。学生さんも然り、負担にならないよう料金も手頃にしました」と女将の立石千鶴さん。「知らない人同士でもアートを通じてここで仲良くなってもらえたら嬉しいですね」。どの宿 もまるで田舎の親戚の家のよう。家族を迎えるようなもてなしに、また来たいと心から思う。

  |