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![]() ネッツトヨタ兵庫が毎月発行しているフリーペーパーFONTE。ここでは、FONTEで取り上げる、兵庫にまつわる様々な特集の一部をご紹介します! 今回のテーマは “里山を守れ!全国に広がる里山プロジェクト 社町で見つけた、日本の森へ遊びに行こう!” |
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里山とは手つかずの自然とは違い、里と結びつきが深く、暮らしの中で活用されてきた森林のこと。森林に人の手が入ることで動植物が育まれ、豊かな実りがもたらさせれてきました。ところが時代と共に生活サイクルが変わり、里山が失われつつあります。『兵庫県立やしろの森公園』は里山を育成し、楽しく体感してもらうため、5年前に開園しました。 「里山は人の手が入ってこそ、自然環境が保たれます。昔はお風呂を焚いたり、煮炊きをするために、森林で柴を刈って薪を拾うことが日常的な習慣でした。ところがガスや電気が普及した今はその必要がなくなってしまいました。手入れをしないと強い草ばかりが育って土壌が荒れ、希少な植物が絶滅に追い込まれてしまう。松茸も昔のようには採れなくなってますからね。植物が絶えると、昆虫が絶え、小鳥が絶え、動物もいなくなる。食物連鎖が壊れると生態系まで崩れてしまう、危機的な状況なんです」と『兵庫県立やしろの森公園』事務局の西山辰夫さん。ここでは里山と親しんでもらうため、農業体験、木工クラフト、昆虫観察などのプログラムを開催。職業も年代もさまざまなボランティアスタッフが自主的に企画運営し、ほぼ毎週末多彩なプログラムが実施されています。その熱心な活動ぶりに心を動かされます。 “里山づくりグループ”のリーダー梶原洋一さんは参加者と力を合わせ、ササユリの保全、湿地の生物調査などを実施。「当初は雑草がはびこり荒れ果てていたのですが、再び水をめぐらせると地中に残された種子が芽吹いて、希少な植物が戻ってきました。環境が戻れば、自然も戻ってくる。これからも継続して見守っていきたいですね」。 「人とのふれあいも大きなテーマ。都会に暮らす人と里山に暮らす人の接点でありたいですね。子どもだけでなく、ぜひ親子で参加して家族の絆も深めてほしい」と西山さん。自然を慈しみ、人とふれあう。街では体験できない豊かな時間が、里山で見つかります。 |
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ポーンポーンと軽やかに響く竹の太鼓、カチカチ鳴るカスタネット、鳥が鳴くようなうぐいす笛…。訪れた日は森の素材を使った楽器を作るプログラムでした。「木工でおもちゃや器を作るプログラムはよくやるんですが、楽器は初めてなんですよ」と"里山楽しみグループ"のリーダー藤井義春さん。子どもの頃に作って遊んだという、地元の名人たちが前に出て楽器を披露し、作り方を教えてくれる。アットホームなムードで、親戚の家に遊びに来たような和やかさです。スタッフにサポートしてもらいながら、参加者たちと一緒に私たちもウグイス笛作りに挑戦。穴を開けた竹の表面を平に削り、細い竹筒でふーっと息を吹きかけて鳴らす。はじめは息が抜けるばかりで全く鳴らない。名人のアドバイスで筒の位置を前後させるうち…、ピーッと高らかに鳴った! 探していた宝物を見つけたような嬉しい手ごたえに、自然と笑みがこぼれた。お昼には、自分たちできなこをまぶたおはぎで腹ごしらえ。最後は出来上がった楽器を使ってみんなで「きらきらぼし」を演奏しました。子どもたち以上に大人が夢中になったクラフト体験。地元の人とのふれあい、もの作りの楽しさにはまってしまいそう。 |
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