ツウな視点で魅力ある音楽をセレクトしてくれるディスク・デシネの丸山さんが、ドライブを盛り上げてくれるBGMをご紹介。クルマ好きも、音楽好きも、センスを磨くなら要チェックです!
レコード/CD ショップ
「disques dessinee(ディスク・デシネ)」
オーナー兼バイヤー
丸山雅生さん
神戸栄町のセレクト・CD/レコードショップ、「disques dessinee」オーナー(兼バイヤー&販売員。それと「production dessinee」と言うレーベルの主宰者でもあります)。前回までの大垣・セレクションを引き継いでの登場です。基本的に自分の好きなCDの事しか書かない(書けない?)ので、休日のドライブの如く、のんびりとやって行きたいと思います。「disques dessinee」も、この7月でやっと5年目という若輩者ですが、どうぞ、宜しくお願いします。
春、うらら
長かった冬も終わり、爽やかな風が素敵な薫りを運んで来る春の到来です。そんな雰囲気にピッタリなBGM、「春、うらら」な好曲達が今回のテーマ。爽やかな空気の中で出かけるドライブは格別ですが、こんなBGMがあれば、もっと楽しめそうですね。
Jean ROTMAN Trio 『Mathias Job』
PDCD-074
¥2,730
production dessinee
フランスの知られざるジャズピアニスト/作編曲家、ジャン・ロットマンが1986年の4月に自主制作で吹き込んでいた1枚が復刻。全曲がオリジナル曲という本作は、スウィンギンなナンバーで幕を開け、美麗なワルツ、高速調の疾走ナンバーにバラッド、そして美しくメロウなボサジャズまでを披露した充実のフレンチ・ピアノトリオの名作です。何といってもラストを飾る名曲にして、素晴らしく優雅でエレガントなボサジャズ「07. Bossa lisse」が本作の目玉でしょう。鼻歌でも歌いたくなるような親しみ易いメロディと、小気味良いリズムワークがとにかく素敵。
Jeremy Messersmith 『The Reluctant Graveyard』
¥1,580
Jeremy Messersmith
USはミネソタで活動するSSW、Jeremy Messersmithの通算3作目のアルバム。癖のない歌声と、穏やかで心地良いハーモニー、爽やかなアコースティック・サウンドが魅力で、アルバムを通じて非常に楽しめる作品です。何といっても、転がるピアノ、キラキラ感全開のメロディが最高な「06. Knots」が素晴らしいです。適度な疾走感に心が躍ります。シュールでポップなジャケットも愛らしい。
ROBERTO GUIMARAES 『saudade de mim』
PDCD-078 ¥2,625
production dessinee
ジョアン・ジルベルトの名曲「Amor Certinho」の作曲者としても知られる、ブラジルはミナス出身の作曲家ホベルト・ギマランエスの2ndアルバム。1曲ごとにヴォーカルが入れ替わるオムニバス形式の作品ですが、とにかくその哀愁漂うメロディが素晴らしく、シンプルでメロウなサウンドも印象的な極上のメロウサンバ/MPBだけが詰まった名作です。アルバムを通じて楽しめますが、「01. Minas」がとにかく素晴らしく、胸を打つような切なげな旋律が心に響きます。
Eugen Cicero Trio 『MY LYRICS :EUGEN CICERO IN TOKYO』
PDCD-041
¥2,835
production dessinee
ルーマニア出身のピアニスト、オイゲン・キケロ。代表作『ロココ・ジャズ』の世界的なヒットで知られるクラシックとジャズを融合させる名手である彼が、その人気の絶頂期、1972年に初来日した際吹き込んでいた日本盤オンリーの名作が本作です。注目は何と言ってもオリジナル曲のクオリティと、取り上げられた日本の楽曲の素晴らしさ。取り分け、日本人なら誰もがハッとする旋律が印象的な滝廉太郎氏作曲の名曲「05. 花」は、日本の風情とキケロ流のエレガンスが完璧に融合した、まさに“うっとり”、な名演です。
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